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ガソリンタンクのサビとり
ガソリンタンクを振ってみるとガサガサと音がする。
サビがタンクの内側から剥離して、枯れ葉の様に堆積しているのが見える。
細い木の棒でつつきながら、すべて出すことにした。
出てくる出てくる、大量のサビが。
内部をライトで照らして点検したところ、茶色にサビてはいるが穴や亀裂などはない。
サビの処理さえできれば再利用ができそうだ。
サビの処理は、昔はタンクに少量の灯油を入れて、あとボルトやナットなどを入れる。
あとはひたすらガシャガシャと振る方法が一般的だった。
しかし、現在は、そんな重労働をしなくても化学的な処理でサビをとる商品が出ている。
有名なのは「花咲かG」という商品である。
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ガソリンタンクの点検
いよいよ最難関と思われる、バイク屋もサジを投げたと言う。
サビだらけのガソリンタンクに着手する。
バーディー50のガソリンタンクは、シートの下のモノコックフレームにボルト止めされている。
まず、シート前方のヒンジを止めているボルトをはずすとカンタンにシートがとれる。
キャブレターにつながっている燃料パイプを2本キャブから抜いておく。
次にタンクを止めているボルトをはずし、タンクを上へ引き上げるとタンクが分離できる。
燃料パイプも一緒についてくるのでタンクからはずしておく。
パイプのはまっていた穴には、アメリカンドッグの芯棒をさして栓をしておく。
これで下準備は完了だ。
バッテリーの点検
バッテリーの電圧をテスターで測ってみると、2~3Vしかでていない。
バッテリー充電器につないで3時間ほど充電してみたがそれでも8V前後である。
再利用不可能と判断した。仕方がないので新品を購入することにする。
ネット通販で安価なものを探せば1500円~2000円程度で入手できるだろう。
急いで購入する必要もないのでレストアが仕上がった段階で入手することとした。
バッテリーだけは中古はだめだ。他のパーツと違って外観から程度を知ることができないからだ。
電解液(希硫酸)を抜いて内部を水道水で洗浄する方法もあるにはある。
しかし、過去やってみてほとんど効果がなかったのでおすすめできない。
ホームセンターなどでも原付クラスは4~5千円するので、やはりネット通販が一番だろう。
台湾製がいいらしい。
エンジンが始動するためには
エンジンが始動するためには、プラグに火花がとぶこと、燃料が吸入されていることの2つが必要である。
プラグに火花がとぶかどうかはカンタンに確かめることができる。
まず、プラグをはずしプラグキャップを差し込んでエンジンブロックにプラグの外側が接触するように固定する。
そしてキックしてみると「パチッ、?パチッ」と火花が飛んでイグニッション系は正常であることが確認できた。
とりあえずプラグの先端をワイヤブラシでこすって掃除してエンジンにもどしておく。
バーディ50はフライホイールマグネトー点火方式である。
極端な事を言えばバッテリーがなくてもエンジンが始動するしくみになっている。
通常はバッテリーが生きているかどうかを先に確認する必要がある。
基本的な姿勢について
お金がないわけではないが、なるべく再利用できるものは再利用し極力、部品の購入はさけて節約する方針を貫くことにした。
まずは、このバイクのレストア計画をたててみることにする。
大きくわけて、エンジン始動関係、タイヤ・チェーン関係、フレーム・付属品関係の3つの系統に分けて考える。
最初にエンジン始動関係に着手することにした。
その理由は他の部分がいくら上手にレストアされたとしても、
肝心のエンジンが動かなければバイクとして機能しない事。
レストアが目的ではなくレストアのあかつきには、
バイクにまたがっって風となって疾走する自分の姿をイメージしていたからである。
まずは外観から見てみると
バイクの車体は明るいグリーンメタリックでところどころサビがでている。
前方に白色のカゴがついているがあちこちビニールコーティングがはげてサビが出ている。
ヘッドライトやウインカーに割れや欠けはない。
スピードメーターも汚れていはいるが割れはない。
走行キロ数は5800kmで、そんなに走っていない。倉庫にずっと何年も放置されていたバイクの様だ。
シートは多少ヒビのような縞もようがあるが破れてはいない。
シート下の燃料タンクのキャップはサビだらけ、タンクの中をのぞくとサビのかけらが底にあるのが見える。
ここが一番やっかいそうだ。
タイヤも側面にヒビが入っているが山は5分~6分といったところか。
空気は入っておらず、パンクしているのかもしれない。
リムやスポークは多少サビが浮いているが磨けばなんとかなりそうだ。
マフラーもところどころサビが浮いているがなんとかなるだろう。
テールランプやリアウインカーも割れや欠けはなかった。
ついに我が家にバイクがやって来た。
バイクにさわるのは何年ぶりだろう。
最後に乗ったのは20歳のころだから、かれこれ20年はたっている計算になる。
バイクといっても、スズキのバーディー50という新聞配達や出前に使ういわゆるカブ型のビジネスバイクである。
職場の上司が、家にあるバイクをスクラップにするというので、いただいてきたわけである。
ガソリンタンクの中がサビだらけでバイク屋もサジを投げたという、いわく付きのバイクである。
はてさてどうなることやら。